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環状7号線沿いの教会と歩道橋とライジングサン

前田サラさんは19歳の時、もう1つの奇跡的な出逢いをします。

教会でいつものようにサクソフォンの練習をしようと思っていた時、

たまたま、他の楽器の人がサウンドチェックをしていたそうです。

そこでサラさんは外に出てサクソフォンを吹くことにしました。

「環七沿いなら車がぶんぶん走っているし、吹いてもいいかな」

と、軽い気持ちでほんの5分間ほど、教会の前の環状7号線沿いの道で吹いたそうなのですが、

この5分間が、今後のサラさんにとって大きな変革をもたらすことになったのです。

クリスチャンは「たまたま」とか「偶然」という言葉は使いません。

すべて神様がそのようにセッティングしていると信じているからです。

しかし、あえて「たまたま」という言葉を使うとすれば、「たまたま」その5分間の間に

ライジング・サンというロックフェスティバルの帰り道、

歩道橋を渡っていたドラマーの中村達也さんの耳に、サラさんの吹くサックスの音が聞こえてきたのです。

まさに神様が劇的にセッティングして下さった5分間でした。



the day バンドのサポートメンバーとして

前田サラさんのサックスの音を耳にした中村達也さんは、歩道橋を駆け下りたのですが

間に合わず、サラさんはすでに教会の中に入ってしまいました。

しかし、またもや「偶然?」高円寺の駅前でばったりと二人は出会うのでした。

神様のなさることは、時に適って美しい。

そんな聖書の言葉がありますが、この出逢いを契機に、前田サラさんは、

中村達也さんが率いる「the day」のサポートメンバーに加わり、

あの思い出の「ライジング・サン」にも呼んで頂くことができました。

 

前田サラさんが「the day」に加わることになった時も、こんな逸話が残されています。

中村達也さんの方から『今度一緒にやろうぜ!』って言って下さったそうですが、

そのときは思わず『私上手じゃないんで……』なんて言ってしまったそうです。

でも、「上手な人なんてたくさんいるけど、心に届く演奏ができる人はなかなかいないよ」

その一言でサラさんの心は決まりました。

「その言葉で、『自分らしくやればいいんだ。これが自分だ!』って思えるようになったんです」。

 

「the day」での活動と、自身で組んだ「前田サラバンド」。

前田サラさんは他のバンドのサポートもしながら、精力的に活動を続けていきました。

 

第3話 終わり

次回は、いよいよvicterからメジャーデビューを果たします。
しかも、リッキー・ピーターソンがプロデュースをするという、
ちょっと耳を疑ってしまうような幸運が待っていました。

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