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横浜市の「みつけてネット」

横浜市には「みつけてネット」という取り組みがありますが、他の市区町村でも同様な取り組みがあると思います。

ここでは横浜市の例を取り上げますが、徘徊に困っているご家族は、まず、「みつけてネット」に登録をする必要があります。登録は各地区の区役所や「地域包括支援センター」という場所で行うことができます。

登録には、お顔のわかる写真と体全体の写真が必要です。

そして、「いざ!」という時には、お近くの「地域包括支援センター」または区役所に連絡を入れて下さい。「地域包括支援センター」ならば、24時間、365日いつでも連絡をとることができます。夜の9時まででしたら職員が常駐していまので、すぐに捜索の体制を作ることができます。

地域包括支援センターから、横浜市内の高齢者施設、デイサービスなどの事業所に一斉に連絡が入ります。

そして、「その日の服装」予め登録されていたその方の特徴などを目安に、全事業所が一斉に捜索を開始します。

 

普段デイサービス等を利用していなくても大丈夫です。

ホームヘルパーを含めた、私の今までの15年くらいの経験では、「デイサービス」の送迎車で発見され、そのまま保護されるケースが一番多いですね。

「デイサービス」の送迎車は送迎時間帯はかなり狭い路地まで入っていきます。

また、乗っているスタッフはその道のプロなので、ちょっとした素振りでも「徘徊」に気がつくことがあるのです。

何より良いのは、上手に車に乗せてあげて、デイサービス先で大切に扱って下さいます。

夏場などは水分補給にも気を配ってくれますよ。

ご家族が迎えに来るまで、安全に過ごすことができます。

 

地域全体の取り組みとして

今後も、認知症にかかられる方は増加傾向にあるようです。

徘徊によって行方不明になってしまう方も年々増加傾向にあり、2017年にはついに1万6千人を超えてしまいました。

これは警察に届け出があった件数なので、もしかしたら、お一人暮らしの方で、ご家族のいらっしゃらない方、介護保険のサービスなどを利用されていないで、行方不明になってしまっている方を加えるともっと多い人数になってしまうかも知れません。

地域ぐるみの取り組みによって、安心して暮らせる街創りをこれからも進めていきたいですね。
「認知症サポーター養成講座」も各地で行われています。
「認知サポーター養成講座」とは、認知症に関して理解を深め、認知症の方の見分け方、どのように接すれば良いか、などを詳しく学ぶことができます。
全国では、すでに1千万人近い方がこの講座を受講していて、「認知症サポーター」として活動されています。
ご家族の中に認知症の方がいらっしゃらない場合、なかなか認知症に対する理解を深めるのは難しいものですが、この講座を受講して理解を深め、地域全体のために活躍して頂くことを心からお薦めいたします。
いつ、ご自分の家族、親族の中から、認知症になってしまう方が起こされても大丈夫なように、知識を深めておくことはとても重要なことだと考えています。