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ロイター通信の速報に全米が騒然

3月21日、米国の伝道師ビリーグラハム師死去のニュースがロイター通信から発せられ、全米が騒然となっています。ノースカロライナ州のモントリーの自宅で亡くなられ、99歳だったそうです。

トランプ大統領も自身のツイッターで「偉大なるビリー・グラハム師が死去した。彼のような人物はそう現れることは無いだろう。キリスト教徒に留まらず、全宗教から惜しまれるだろう。彼は、極めて特別な人物だ。」と投稿し、その死を偲んでいます。

ビリー・グラハム師は20代の時から世界中を回り、70年間で数百万人に説教をしたと伝えられています。日本にも過去4度来日されています。

1956年 国際スタジアム(聴衆約3万人)。
1967年  日本武道館と後楽園球場(聴衆延べ20万人)。
1980年  後楽園球場を主会場とし、沖縄、大阪、東海、広島、福岡、東京で開催(聴衆約33万5,000人)。
1994年  東京ドーム(聴衆延べ13万人)大会の模様は衛星放送を通して主要都市で中継された。

ビリー・グラハム師とアメリカ歴代大統領

ビリーグラハム師はトルーマン元大統領からオバマ前大統領まで親交があったと伝えられていますが、ビリー・グラハム師が歴代の大統領の良き助言者であったことは間違いありません。

歴史に「もし」という言葉はありませんが、もしもビリー・グラハム師の言葉に従っていたのならば、1945年にアイゼンハワーやマッカーサーら陸海軍の司令官全員が反対したと伝えられる「日本への原爆投下」に関して、マンハッタン計画の原爆投下指令書を発令することはなかったかもしれません。

しかしながらビリーグラハム師が伝えた信仰はトルーマン元大統領の孫にあたるクリフトン・トルーマンに受け継がれ、彼は全米で「日本への原爆投下」に対する謝罪運動を続けています。クリフトン・トルーマンの謝罪運動が2016年のオバマ前大統領の広島訪問に大きな影響を与えたと唱える方もいらっしゃいますが、オバマ前大統領が広島において原爆投下を謝罪することはありませんでした。

ビリー・グラハム師はジョージ・ブッシュ前大統領親子にも多大な影響力を持っていました。子どもの方のジョージ・W・ブッシュ氏は「ビリー・グラハム師のおかげで、信仰を取り戻すことができた」と語っています。ジョージ・W・ブッシュ元大統領はアメリカの多くの国民がそうであるように「洗礼」を受けただけのECクリスチャン(イースターとクリスマスの日だけ教会の礼拝に出席する人を揶揄した呼び名)だったのかも知れませんね。

ビリー・グラハム師は、トランプ現大統領との関わりに関してはあまり報じられていません。
彼が95歳で「最後のメッセージ」を語った時、トランプ現大統領は、まだビジネスマンとして活躍していたのです。
しかし、ビリー・グラハム師が95歳の誕生日に開かれた会合には、ビジネスマンとして活躍していたトランプ現大統領や、メディア王として知られるルパート・マードック氏らも出席しています。

ビリー・グラハム師の葬儀

ビリー・グラハム師の葬儀は、彼の故郷、シャーロットの「ビリー・グラハム図書館」で親近者のみで行われるそうです。
ビリー・グラハム師の葬儀に歴代の大統領が高級外車で続々と詰め掛ける様子をみて観たかったですが、親近者のみで葬儀を行うというのは、いかにもビリー・グラハム師らしい最期なのかもしれませんね。

葬儀とは別に「弔問」に訪れる方を迎える場所は、別に設けられると思います。
ビリー・グラハム師ならば、歴代の大統領並に国葬を行っても良いのではと感じているのは、きっと私だけでは無いと感じています。