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福音総合理解の探求
新約聖書注解書シリーズ 執筆のヴィジョン 後編

JTJ宣教神学校前学長 ミッション2001巡回伝道者  岸 義紘

ミッション2001を看板に独立

35歳から「総動員伝道」を経て、巡回伝道者として独立[ミッション2001]を看板に掲げた。
諸教会に認知してもらい、奉仕に呼んでもらうために、いろいろなテ-マの本を書いた。
恥も外聞もなく浅く広く書きまくった。
独立・自立の自分には、他に自己宣伝・自己推薦の方法がなかったからである。
伝道者として生き延びるために必死だった。

37歳のとき、高校時代からの献身の友、大川従道先生と大久保の海洋会館のレストランで、
[これからの日本宣教のためには、青年にヴィジョンを!]で意気投合
さっそく30代の牧師仲間に呼びかけ「青年宣教大会」を始めた。

1000人から1500人の自称青年が集い、20年間継続した。
これは一つの運動となって北海道、軽井沢、日本海、四国、西日本に地方大会が生まれ、
今日なお続いているのが西日本青年宣教大会である。

律法主義と福音の真理の戦いを意識したぼくは、日本の教会の刷新に向け、
日曜日=安息日=礼拝厳守という絶対の不文律に挑戦して、2冊の本を書いた。

だれもが参加できるように、日曜日の礼拝や教会学校を、複数回に分けよう。
必要に応じて、他の曜日にも分けよう。

今でこそ、多くの教会が実施していて、違和感のないこの提案は、
しかし、35年前の1970年代、80年代前半においては絶対のタブ-であった。

果たせるかな、ぼくの十数冊の本は全国のキリスト教書店から姿を消し、
ある日、何の前ぶれもなく20箱のダンボ-ルに詰められて、
取次店から続々と返品になった。

やっと軌道に乗りかけた巡回伝道者は最大のピンチに直面した。
自分の十字架を負って、暗い谷を進む40代となった。
反面、実力をつけた10年でもあった。
理解者・賛同者に励まされて、やがてトンネルを出る事となる。

青年宣教大会運動とJTJ宣教神学校の設立

青年宣教大会運動から、同僚の先生たちの賛同を得てJTJ宣教神学校が生まれ出た。
1990年のことである。神学校創立と同時に、ぼくは本の出版をやめ、教科書の執筆に全力を注いだ。

以上のような経緯をたどって、60歳代に入り、ライフワ-クとしての

[新約聖書注解書シリ-ズ]執筆のヴィジョンへ導かれた。

これは教科書の執筆から見えてきた必然的なゴ-ルで、奇しき主の導きであった。
2016年現在「ルカ下」に取り組んでいる。分量的には新約聖書全体の3分の2を終えた。

2017年からはパウロの「獄中書簡」「牧会書簡」に進みたい。
平均寿命まであと5-6年、しかし、今のままのペ-スで執筆と巡回伝道と講義をなお10年。
継続できることを祈るばかりである。

20代から目標とした「講解説教」に取り組みつつ、「ああ、こういう注解書があったらなあ」
と何度もつぶやいた。そういう注解書が、本シリ-ズである。

1.説教はテキスト分解の中にある。
2.説教者と聴衆に有効性のある釈義。
3.福音総合理解の眼による解釈。
4.信仰生活への適用のためのポイント。

イエス様は、その時代の律法主義と戦われた。
時代の教会も、内なる新しい律法主義と戦わねばならなかった。
日本の教会も、然り。これは一種の宿命である。

この律法主義から福音総合理解への転換こそが、日本の教会を霊的にも、制度的にも刷新して、
1%の壁を突破する鍵であると確信している。そのような福音的講解説教を生み出すための一助になること。
それがこの[注解書シリ-ズ]の目指すところである。

(執筆の情熱は、巡回伝道から受けています。礼拝説教、伝道説教、伝道コンサートなど、
ぜひ招いて下さい。謝礼の規定などは一切ありません。あと10年は、巡回を続けたいと思っています。)

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